2010.09/02(Thu)

朝日

 朝日

 今日は早く帰れると言うから、ベッドに腰掛けてワールドカップを見ながら  待っていたのに・・・いつの間にか眠ってしまった。
 眩しさに目を開けると、キラキラと輝く光の中に彼がいた。
  コーヒーカップ片手にTシャツを肩に引っかけて・・・。

 もうシャワー浴びたの?髪がまだ濡れている。
 半分しか乱れていないベッドのシーツ。
 私はシャワーを浴びる必要もなかったのに。

 ブレスレットは付けたまま。
 仕方ないな。こーいう男に惚れたのだから。

「飲むか、じゅん」
 自分のカップにコーヒーを注ぎ─そういえば私、まだ自分のカップを持って  きていなかったっけ─差し出す彼に向かって、私はゆっくりと手を伸ばした。
「もう一度、シャワーを浴びない?」
 そう言ってやると、珍しく驚いた顔をして
「いいけど、ここはカーテンがないからな。昼間は勇気がいるぜ?」
 って、夜もいないくせに!

 今度来る時は、トレーラーごと覆うくらい大きな遮光カーテンを持ってこよう。
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14:14  |   Gフィク  |  TB(0)  |  CM(7)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●アップ~~

みけこさんの素敵なジョーにクラッときて描いたSSです。

いいね~。朝起きて、枕元にこんな彼がいたらいいなあ~~。
自分の横にいたら、もっといいけどv-10
じゅん | 2010.09.02(木) 14:19 | URL | コメント編集

●ありがとう~!

トレーラーの中を研究して描いた甲斐がありました♪
こちらこそステキなSSつけてくれて嬉しいデス(^^)
トレーラーの平面図があれば、もっといろいろ描けるんだけどな・・・

じゅんさんのオトメな一面が垣間見られて、みけこもクラッ☆
みけこ | 2010.09.04(土) 17:16 | URL | コメント編集

●こちらこそ~!

こんにちは、みけこさん。
こちらこそ、ありがとうございます。

絵があると、お話のグレードが上がって見えますね(*^_^*)
イメージしやすく書きやすい。

トレーラーの平面図
図ではないけど、以前「ガッチャ缶」さんに室内の詳しい説明が載っていました。今はもうありませんが・・←ダメじゃん!

>オトメな一面が垣間見られて
エヘヘー、ほんとガラじゃないんだけどねー。
こっちの分野もちょっと行けるかな、なんて思ってしまいました。

みけこさんの次の作品が楽しみです。
じゅん | 2010.09.05(日) 18:02 | URL | コメント編集

●いや~ん、いつの間に?!

廖化さんちもそうだけど、こちらでもやはりみけこさんのイラストとともにお話を読むとドキドキとワクワクが倍・・いや百倍くらいアップしますわ。
イラストでもお話でもジョーってなんて素敵なんでしょう?!v-238
響子 | 2010.09.07(火) 19:17 | URL | コメント編集

いや~ん、響子さんこそ、いつの間にこのような進まないブログに~~!?
なにせ一カ月に1回ですからね(^_^;)
でも忘れずにいらしてくださり、ありがとうごさいます。

やはり絵があると違いますね。ジーーと見ているとお話が湧いてくる。
みけこさんのジョーや健は本篇に忠実なので、とても嬉しいわ。

本篇のGフィクも書きたいけど、今は暑くて集中できません。
ボーとしているとストーリーが動いてくれるのに、いざ書こうとすると忘れちゃうの。
記憶力と集中力って年とともになくなっていくわ(T_T)
じゅん | 2010.09.09(木) 15:16 | URL | コメント編集

●衝動的フィクです...

こ、このようなところから失礼しますw
先ほどTwitterで、じゅんさんのお題「昼のキッチン・落ちる・チョコレート」で衝動的にフィクを書いてしまいました。
「告白」の続編ではないんですが~。なんか流れっぽいですね。
じゅんさんに捧げます。お目汚しごめんなさい。




「想い」


目を閉じると今でも鮮やかに蘇る。
2月だというのに昼のキッチンに差し込む光がやけに眩しくて、俺は瞼をこすった。
光の中から包み込むようなアルトの声が響く。

「ジョー」

彼女の手にあったのは小ぶりなチョコレート・ケーキ。
小皿に敷かれた白いレースの上で、王冠のように誇らしげに艶やかだった。

「はい、ママからよ」
「え~? いらねえよぉ。もう子供じゃないんだからさ!」
本当は大好物のはずなのに。とにかく背伸びしたい年頃だった俺は、まるで興味のねえふりをして、手にも取らずにまた外に飛び出していったっけ。
「あらあら、いいの?」
背中越しに少しだけ残念そうな声。後ろめたかったからなのか、その声がいつまでも俺の耳の中から離れなかった。10年以上たった今でも、あのときの声がまるで昨日のことのように思い出される。
なんで、素直に受け取れなかったんだろう。今更遅いが、いくら後悔してもどうしようもない。
もう二度と、あの日の「王冠」を味わうことなど出来はしないのだから。

正直いって、この聖なんたらとかいう日は苦手だ。
思い出したくないことまで思い出しちまう………

さっき、店であいつからもらった小箱から甘い匂いがするせいかもな。
おもむろにベッドから起き上がった俺は、蓋を開けた。
小さな木箱の中に、レースの上にちょこんと乗った、原型もわかんねえ物体が収まってやがる。
「…………」
あまりのその外観にこみ上げる笑い。
こりゃねえだろ、いくらなんでも。
人差し指でその先をそっとすくって、口にした。

忘れてた香り。
………そして
ひとすじの熱いものが、木箱に落ちた。

忘れられなかった、あの味がそこにあったんだ。



あいつのヘタクソな手作りケーキの中で、おふくろが笑ったような気がした。


あや | 2010.09.13(月) 16:14 | URL | コメント編集

あやさん、ありがとうございます。
もう嬉しくて嬉しくて!
お目汚し、なんてとんでもない!日々の疲れたおメメが生き返るようです。

あの短時間でこの話を・・・さすがです。

>原型もわかんねえ物体が収まってやがる
しんみりと読んでいたら・・・思わず吹き出してしまいました。
生き返ったおメメに、ジョーの困惑顔が浮かびます。

今のダブルJの次がちょっとバレンタイン・デーに関係のある話で、その中でちょっぴりですがジョーの母のケーキの記述が出てきます。
彼はドイツ出身の設定なので「ザッハトルテ」ですが。

偶然とはいえ、あやさんのお話とシンクロして・・・ドキドキしています。
じゅん | 2010.09.14(火) 16:29 | URL | コメント編集

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